戦略的医療情報連携推進講座について

戦略的医療情報連携推進講座とは

本講座は、2024年4月に奈良県立医科大学に新設されました。
講座の主なミッションは、医療・介護DXの推進と、それに伴う高度なDX人材の育成です。

奈良県内の各自治体や医療・介護機関と緊密に連携を図り、地域における医療DX推進の原動力となることを目指します。
それにより、医療従事者のみならず、患者・利用者、住民それぞれの利益の最大化と、医療の将来にわたる安定・発展に寄与していきます。

※DX:デジタルトランスフォーメーション
人工知能・デジタル技術を用いて、様々な分野において新たな価値を創出していくこと。

ご挨拶

奈良県立医科大学戦略的医療情報連携推進講座 教授 玉本 哲郎

日本の医療業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)は、大きな遅れをとっており、奈良県においても例外ではありません。急速な高齢化と生産年齢人口の減少という厳しい社会背景の中、医療資源の効率的活用、医療従事者不足の解消、そして医療・教育の地域格差の是正が喫緊の課題となっています。しかしながら、現場ではDX推進を担う人材が著しく不足している状況です。

当講座は、医療DXおよび医学教育の最前線で活躍する専門家陣の指導のもと、持続可能な医療DXの推進力を備えた人材の育成を目指します。これにより、長期的な視点から地域医療の質の向上と安定的な発展を実現します。さらに、最新の知見と実践的手法を融合させることで、医療・介護・医学教育の各分野に新たな価値を創出してまいります。

奈良県立医科大学戦略的医療情報連携推進講座
 教授 玉本 哲郎